今日は悲しいニュースで朝を迎えました。
イタリア留学の際に師事した、アンジェロ・ロフォレーゼ (Angelo Loforese) 先生が、100歳というご年齢で天に召されました。
先生の言葉で印象に残っているのは、
「Cantare non e’ fatica. 歌は重労働ではないよ。」
「Non cantare, parla ! 歌うんじゃない、喋るんだ!」
「Kuchibiru, Ha no mae ! (日本語)」→ 唇、歯の前を意識して、声を前に飛ばせ、という意味と僕は解釈していました。
1961年、日本で行われた「カヴァレリア・ルスティカーナ」の公演でトゥリッドゥを歌い、ジュリエッタ・シミオナートと共演されています。こちらで全曲視聴可能です。↓
こちらは、92歳の時の歌唱。「イル・トロヴァトーレ」より
天国にまたおひとり名演奏家が加わりました。
どうぞ安らかに。
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
R.I.P. Caro grande Maestro…
髙梨 英次郎
コメント
こんにちは。Loforeseの正確な記録を残されてらっしゃいますね。有難うございます。
彼の1周忌にあたり、弟子2人がロフォレーゼ師のことを6つの録画にしました。宜しければご覧くださいませ。
gingaza というyoutubeです。
https://www.youtube.com/watch?v=541GPica7ps&list=UUk7B9LVRc0m_xDQkcY8UCpQ&index=10
長らくコメントいただいていたのに、気づかず失礼いたしました。
YouTubeの一部を拝見させていただきました。懐かしく留学当時のことを思い出しました。また視聴させていただきます。